有間しのぶさんのコミック『その女、ジルバ』が実写化されたヒューマンドラマです。
ざっくり内容をいってしまうと、仕事もプリベートもうまくいかないアラフォーの笛吹新(池脇千鶴)が、熟女バーのホステスとして働くことをきっかけに、人生をポジティブに歩みだすというものです。
『今時40才独身だから何なの?特別なことじゃない』と思うかもしれませんが、
- ポジティブになれない
- 今後の人生や老後が不安
- 自分の人生はこのまま終わってしまうのか…
と、漠然と不安を持った方も多いと思います。
何も行動を起こさなかったので年齢を重ねる度に道はどんどん狭くなり、諦めることがいつの間にか身についていたということに身に覚えはありませんか?
勇気を出して目の前の扉を開けると、人生はそこから大きく舵を切るきっかけになるかもしれません。
今回の舞台になっている熟女バーというのも『平均年齢70歳以上、40歳未満のホステスはお断り』というから驚きですし、怖いもの見たさでちょっと扉を開けてみたくなりますよね。
新が開けた扉の向こう側は
- 七子(久本雅美)
- 菊子( 草村礼子)
- 花富屋敷衿子(中田喜子)
- 蛇ノ目幸吉(品川徹)
- 久慈きら子( 草笛光子)
たちがいきいきと輝く世界でした。
説明無しにドラマの映像だけでも楽しそうで煌びやかでエネルギッシュな世界だというのが伝わってきました。
本作は、熟女ホステスのパワーに圧倒されつつも、ドラマを見終わるといつも充電されているような、体がとっても軽く気分がもりあがりました。
『冴えない』という言葉がぴったりだった新も、熟女メンバーにリードしてもらえればシンデレラストーリーが完成するかもしれない!とさえ感じます。
人生のリスタートに年齢は関係ないと改めて痛感させられます。
昭和・平成・令和を力強く歩んだ女性は、本当に強いですね!
そして、一歩を踏み出した主人公・新の勇気は素直に応援してくなりますし、強く美しく変貌を遂げていく様子は、視聴者の胸を打ち共感しかありません。
『何か』をしないと人生変わらないかもしれないと焦っている方には、ぜひぜひ一度ご覧頂きたいおすすめドラマです。
作中で出て来る『今までと全く違う何かをしないと、私は自分の人生が嫌いになってしまう』このセリフが心に刺さりますよ。